飛騨産業 〜森のことば〜 ダイニングテーブル
天板の経年の剥がれ傷修繕 XXX円(税別)
日本を代表する家具産地・飛騨高山(岐阜県高山市)に拠点を構える老舗家具メーカー。
無垢材のダイニングテーブルですが、天板に経年の剥がれ傷が多数。
日々の生活使用にも耐える為、部分的な補修ではなく、再塗装しました。
サンダーで急塗膜を全て削り出し、オイルステインで木地着色。
その後、サンディングシーラーで道管の調整。
道管とは木の水分や養分を伝える管。
塗装時に、その道管をどのくらい残すか決めています。
木工家具を手で触った時に道管が浮き出てザラザラさせたり、道管を全て塗膜で埋めて、ツルツルとした仕上がりにしたり。
木の種類によっても道管の出かたは全く違うので、基本的にはオリジナルに近づけることを意識して再塗装しています。
木工製品であっても、車のような鏡面仕上げにする事ももちろん可能です。(ピアノとかギターとかそうですよね)
修復の基本3原則は形、色、艶。
それは素材が変わっても同じですね。